写真展に行きました 5

c0039094_20493677.jpgうっかり書き忘れていたのデスが、私、先々週あたりに写真展に行ってました。

それは銀座のポーラミュージアム・アネックス(中央区銀座:http://www.pola-ma.jp)
で5月29日まで開催されている「田所美恵子・針穴写真展」デス。

田所サンは、以前から針穴写真で作品製作を手掛けられ、「母と子の針穴写真」のほか針穴関連の書籍著作やイベントに積極的に参加されており、最近では有志の方を集めて「JPPS=針穴写真協会」(http://pinhole.web.infoseek.co.jp/JPPS/top.htm)をも設立されました。

この写真展、タイトルの通り、針穴写真=ピンホールで撮影したパリの風景で構成された写真展です。かなりオススメです。

正直言いますと…私は針穴写真ってのはキライでした。
今思えば「キライ」ってのは言い過ぎであって、「そういう技法はあるけれども、私はカメラとレンズで撮影するよ」といった区分を自分の中に設けていたというコトであり、田所サンをはじめとして多くの方々に「針穴」を勧められても、数年前までは実際に「針穴写真」を撮影することなく「レンズを用いた写真」に固執していたのデシタ。

ところが、ある時実際に「針穴写真」というものを実験し、そこで考察した結果「針穴写真」というのは大変興味深い存在であることに思い至りました。

まず、「針穴写真」というのは必然的に長露光時間を要する訳ですが、そこに「写真とは時間を切り取る」といった概念とは別のモノを感じたのです。
いや、「長時間露光」も厳密に言えば「時間を切り取っている」というコトに他ならないのですが、一般的な写真と比して「時間を凝縮する」といった感覚を感じたのです。

次に、ディジタルカメラにも言えるコトなのですが、針穴写真は感光材料に不可視な波長域の情報を伝えているということを再確認した時、「これは、もしかして見えていないようで見えているモノを撮影しているのではないか?」と思い至ったのデシタ。

もっとも、コレは「写真に対する狭量な固定概念が他者を排除していた」と言われてしまえばそれまでなのデスが…

とはいえ…針穴写真に新たな視点を得た時、直径0.3ミリの穴(ピンホールの理想直径と言われる数値)が暗箱に照らし出す一条の光を感じるに至ったのです。

それは私の閉ざしていた心に外界の光を到達させたと言っても良いでしょう。
写真に対する見方や考え方に、新たなる深みやヒントを与えてくれました。

なんて私的なコトはさておき、会期終了まで時間がありますので是非とも御覧下さいまし。

Diana Camera
I(Instant)
Fujicolor 400(だったかな?)

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by coopiecat | 2005-05-24 23:53 | カメラ/写真
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