久々の現像

久しぶりにフィルム現像をする。
120が10本で135が6本…だっけか?

これだけの量なので、タンク現像ではなく深バットに現像液を満たし、全暗室状態にしてリールに巻いて現像をする。

フィルムを巻くのに1本あたり1分程度
現像時間はD-76を1:1稀釈で8分程度
定着時間は水1リットルに対して30ミリリットルの酢酸で1分程度
定着は1分経過した時点で部屋を明室に

それを数回繰り返す

現像~定着の1分までの15分程度、色々な事を考える。

3歳の時、自分のカメラを手にした時のこと

小学3年の時、本格的(?)に写真を意識したこと

初めての一眼レフカメラ

ファインダー越しに見た好きな女の子

初めて自分でフィルム現像した時の感激

お世話になった沢山のカメラ屋さんの人達

高校の部活の仲間と顧問の先生方

初めて入選した作品

入選した作品を病院のベッドで見て「写真も良いが、勉強もしろよ」と言った祖父の姿

写真雑誌で名前だけは見ていた写真学科の仲間との出会い

亡くなった恩師と交わした言葉

夜光時計の秒針が進むたび、次々に色々な情景が展開する。

その情景を中断するかのように現像時間が終わり、部屋を明るくする。

水洗まで待ちきれなくて定着用のバットの中でフィルムをほどき、撮影したカットを確認する。

忘れていた情景
毎回撮ってしまう情景

もう会うことが無いだろう人の笑顔
いつも会う人の笑顔

行くことが無いだろう場所
よく行く場所

すごく奇麗な仕上がり
とても使えないカット

確かに自分がそこに居たことを感じる。
そこに戻れる。

「写真は瞬間を切り取る」なんていうけれど、それは本当であってウソ。
時間が濃密に凝縮されている。

そうそう、「ニューシネマパラダイス」の最後のシーンで、今までカットされていたシーンの繋ぎ合わせを見るじゃない?

あんな感じ。

多分、プリントする時にも同じようなことを思い出す。

こんなに沢山の時間を手にしてしまった私はどうすれば良いのだろう??
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by coopiecat | 2008-04-11 01:15 | カメラ/写真
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