2007年 12月 02日 ( 1 )

帰省、そして、残された時間

帰省に備えて飛行機の予約を取る。
今年は夏に入院していたので夏の帰省が出来なかった事もあって一年ぶりの帰省。

今さらながら年末年始の予約なので大変なことを覚悟しつつも何とか適度な時間の便を確保。今回は安価で知られる「空印」でも無ければ、いつも乗っている「鶴丸」(あ、今は違う印だ!)でもなく「ダ・ビンチのヘリコプター」(これまた今は違う!)の御世話になることにした。

予約内容を連絡するために実家に電話。
久しく電話もしていなかったので心配していたみたいだが、帰省の連絡と判って嬉しそうな声。

帰省は一年振り。
とはいえ、夏には父親が私の手術の立会いに、秋頃には両親が「父親の最後の同窓会」なるものに出席するため双方共に快癒しつつある病身を押して来京していたから、2ヶ月ほど前に両親の顔を見ている。

実家のPCが不具合起こしている事を聞いたり、数日前に姉との電話で聞いた実家のイヌのワルワルな話をして「聞いてたの?」と笑ったり。

そんな何でもない話をしているにも関わらず涙が出てきて仕方無かった。(また泣いた)

時折グシグシ言い出した私に、母は「風邪ひいているんじゃない?」と上京以来暴れ出した私の扁桃腺を含めて心配し、その後に電話を代わった父は自身の経験(笑)と、父より鼻炎が悪化して入院・手術をした事を踏まえて「オサケ呑みすぎると鼻に来るぞ!また悪くなるぞ!!」と言っている。

「うん、大丈夫、大丈夫。もうすぐ帰るからね。待っててね。」
そう答えるのが精一杯になってきた。

「じゃ、またね。もうすぐだからね。」
互いにそう言って電話を終える。

帰る場所があること、これは嬉しいことだ。

とはいえ…

自分で考えても時折寒くなってしまうのだが、昭和8年生まれの父に11年生まれの母。平均年齢という事を無視したとしても、これから30年を計上するのは厳しく、双方の家系を考えてみると20年という数字ですら理想値かもしれない。

今回の帰省は暦の関係でチョット長いとはいえ、夏のように帰省できない時もあるから、20年あったと仮定しても、両親と共に過ごせる時間は20×14=280日で、1年にも満たない日数すら理想値という訳だ。

振り返ってみると、大学までの18年間は共に生活していて、大学の時は夏季と冬季の休暇を1ヶ月づつ帰省したと考えて8ヶ月を共に過ごした。
そこに、就職してから13年だから、13×14日=182日を加えた結果、家族と共に過ごした時間は19年少々。

ある時期から親の意思と違う道ばかり歩き始めて心配ばっかりかけている。
帰省したって家に居る安心感に依存してダラダラ過ごしているだけ。
本当に申し訳無く思っている。

何とかしようと思って無理をしたり、自分の中では「頑張っている」と思ってみたりもしても、結局は心配をかけているばかりだし。

来年36を迎える私は、両親と共に過ごした時間を超えてしまう。
残された1年にも満たない時間の間に、両親に恩返しというか、何か出来る事はあるのだろうか?

この「残された時間」については数年前から考えていた事だった。
ある時、思い切って両親に「最近こんな事を感じ始めている」と言った事があるが、意外なことに両親共に笑って、こう言った。

「お祖父さんも、お祖母さんも同じ事を言っていたよ。一緒に居る時間は短い。誰もが順送り。」

じーちゃん、ばーちゃん、お父さん、お母さん。それを先に言われちゃかなわないや。
そう思って数年経過。

相変わらず逡巡し続けています。


 ↑ ↑ ↑

計算違いが沢山あるかも…
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by coopiecat | 2007-12-02 02:05 | 時間