カテゴリ:たわごと( 14 )

不思議の国の…

朝、日本放送協会の放送を目覚まし代わりに目を覚まし、茨城産の納豆と山形産の「だし」を富山産のお米にかけ、九州産のお茶と共に朝食を済ませる。

日本産のシャツにヴェトナム産のチノパンを履き、中国産のジャケットを身にまとう。
足元には「K-Swiss」というブランドの韓国製の靴、今日の時計はスイス製のロンジン。
肩にはカナダ製のレンズを装着した西ドイツ製のカメラをぶら提げ、耳にはロシア産のCDから録音した音楽を装備。

電車の中では、いつも見かけるドイツ語を専攻していると思われる学生がドイツ語の書籍のコピーを読みふけり、その近くで高校生が英単語を覚えている。
そういえば、この子はいつも試験に追われている気がする。

地下鉄の中では、よく見かけるフランス人の父親と日本人の母親を持つ子供が、いつものようにウルサイ。
この子は、お父さんと居るとフランス語を話し、お母さんと居ると日本語を話している。騒ぎ方も使い分けているような気がして「ろくな大人にならんぞ!」と、いつものように憤る。

職場近くのコンビニエンスストアで「パリジャンサンド」を手にして、日本人、韓国人、中国人の店員が待つレジに並ぶ。

職場に着くと、アメリカ製の万年筆にインクが不足しているのを発見してドイツ製のインクを補充。
もう一本のドイツ製の万年筆にはアメリカ製のインクを補充しておく。

会議の途中に電話が入る。
間違いが無いように「ファクシミリを送信して欲しい」と伝えたところ、先方は成田からの電話で、間もなくフランスに向けて出発するから、詳細はフランスからメールを入れるとのこと。

昼休み、スリランカ人とネパール人が多く勤める「ガンジス」という名のカレー屋に隣接する「テキサス」という名のステーキ屋を道路の対岸に見ながら中華料理屋の前を通過し、喫茶店で「ミラノサンド」とコーヒーを買う。

そしてブランチ(笑)にサンドウィッチを食べた事を思い出し、後悔する。

帰宅前にスーパーに寄る。
オランダ産のアジの開き、ノルウェー産の塩サバ、クロアチア産のマグロの刺身。
オーストラリア産の牛肉にブラジル産の鶏肉、メキシコ産の豚肉が並んでいる。
アメリカ産のブロッコリー、中国産のチンゲン菜の前を通り過ぎ、埼玉産のネギと青森産の「金平ゴボウセット」とイタリア産のトマトの缶詰を籠に入れる。
日本産のオサケはもとより、チリ、アイルランド、スコットランド産のオサケも目に入る。

帰宅すると、昨日に引き続いてチェコから旧東ドイツ製のカメラが届いてるという旨の不在者通知がポストに入っている。

コンピュータを開くと、アメリカから東ドイツ製のカメラに使用する部品を発送したという連絡と、キエフから先日送り返したウクライナ製カメラの交換品を近々に送るというメールが届いている。

CDプレーヤーから流れるオーストリアの歌い手さんの曲を聞きながら、目の前に日本製のドイツブランド名を持つカメラにソビエト製のレンズを付けたものが転がっているのを見ながら、日本産の牛肉と韓国産のキムチ等で夕飯を済ませる。

つくづく思う。
私は今、手の届く範囲で世界各国を手にしている。
そんな不思議の国に住んでいるのだと。
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by coopiecat | 2007-11-12 23:27 | たわごと

夢見が悪い…

夢を見る。
あまり良い夢ではない。

親しかった人と共に歩いている。
誰だか判っているのだが、誰だか判らないという夢ならではのモドカシさを感じながら歩く。

一緒に歩いているのを嬉しく思っている。
しかし、何かが足りていないのも感じている。

何を話すでもない。
ただただ、「一緒に歩いている事を意識した事が無かったな」という事を考えながら歩く。

そして、「この人の夢を見るのは初めてじゃないか?」などと考えている。
夢を見ている時ならではの事象。

歩みを止める。そして、何かを言われる。
でも、何を言っているのか判らない。
会話すら成立しなくなったのかと悲しく思う。

何かを言う。
自分でも判らない何か。
自分が気がついていなかった「何か」だから自分でも判らないなのかもしれないと思う。

離れる。
見送らないし、見送られない。
その時の顔が笑顔でなかった事を無意味と思いつつ気掛かりに思う。

目が覚める。
気になるが、気にしたところでどうしようもない。
そう思いながら、涙が流れているのに気がついて意外に思う。

何かが大きく変わろうとしている事への暗示なのか、
何かが変わった事を受け入れるための暗示なのか。

とはいえ、自分本位の視点で考えている夢に解を求めるというのは、それこそ無意味。
もしくは、それが何を意味するのか判っているのに、それを認めたくないという視線が空虚な思考を増大させ、会話不成立という形で表現しているのかもしれない。

無意味な事など何もない。
今あるのは過去の事象の蓄積であり、その時々の判断の結果のはず。
自分を過去に戻す事が出来ないように、その事象や結果を消す事も出来ない。

仮に消す事が出来たとしたならば、更に前の段階から自分をやり直すことになるだろう。
「タラレバを語っても仕方が無い」というのは結果論のようで不充分な結論だと思う。

状況等に基づき、その時は最善と判断して行動を起こしたはず。
完全に事象や結果を消し去る事が出来たとしても、おそらく同じ結果になるのではないだろうか。

その結果を知らないのだから、別の対策を昂じるというのは無理という気がする。
だから、その時々に最善を尽くし、それが過ちであったとするならば、次の時には同じ過ちを繰り返さないといった程度で良いのではないかと思う。

とりあえずの結論が出た気がする。
その時、心に天啓のように言葉が到来する。

「それって自己弁護?」

また不機嫌な気持ちになってしまう…
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by coopiecat | 2007-11-10 23:55 | たわごと

時には不満を (もしくは博多弁講座?)

くぁぁぁ!今日はね、もう、ちかっぱ腹かいたっちゃが。ちょ、聞いちゃらんですか。
 (あぁ、今日は大変怒りを感じてしまいました。ちょっと聞いては頂けませんでしょうか。)

こげんな事ば言うとは好かんとですが、何ちゅうったら良いっちゃろうか…っちゅうかっさ、こりゃ、どげんもこげんもありゃせんばい。
 (こうした事を言うのは好きではないのですが、何て言ったら良いのでしょう…というよりも、これは、どうしたもこうしたも無いといった感じなのです。)

もう、ここまで来たらくさ、言葉より先ぃ手の出るかと思ったもんね。ばってんがっさ、手ば出したらこっちの負けになってしまうもんね。だけん、我慢しとったっちゃけど、もぉ、ほんなごと、たまらんやったね。
 (もう、ここまで来てしまったならば、言葉より先に手が出るかと思いましたよ。とはいえ、手を出してしまったならば、こちらの負けになってしまいます。だから、我慢しましたが、本当に、たまったもんじゃありませんでした。

なし、言うた事の判らんっちゃろうか?
 (何で言っている事が判らないのでしょう?)

なし、我がん事しか考えとらんっちゃろうか?
 (何で自分の事しか考えないのでしょう?)

こげんな事、判らんとも問題やし、判っとってやりよるんなら、そぃはそぃで問題やばってんね。
言うたっちゃっさ、そげんな解釈ばされとるやら思ったらくさ、こっちもやっとられんばい。
 (こんな事、判らないというのも問題ですが、判っていてやっているのだとすれば、それはそれで問題なのですがね。何にしても、そんな解釈をされていると思ったならば、こちらもやってられませんよ。)

ちょ、なめとっちゃなかろうか?ほんなごと、ぼてくりこかそうかと思ったもんね。
 (少々軽く見ているのではないかなぁ?本当に、手を出して大変な事にしてしまうかと思いましたよ。)

あ~!もう、つぁーらん事ぃ打て合う方がアホんごたぁ。もう知らんっ!!
 (あぁ、もうツマラナイ事に付き合っている方が馬鹿らしく感じてしまいます。当方といたしましては、ここから先は関知しない事とします。)

しゃーしくてから、やっとられんばい。
 (鬱陶しくて、仕方ありませんよ。)

っちゅう事のあったとですよ。
 (というようなことがありました。)

注:この文章には、1970年代後半から1990年代を中心に、主に福岡市内で展開されていた博多弁(及び福岡弁)が用いられております。また、一部は九州訛りに変更されている部分もあります。そのため、地域により、または、現在では用いられていない表現や言い回し、感情の表現が用いられている可能性がありますので、使用にあたりましては充分に御留意下さい。なお、発声音域やアクセントに関しましては文字では伝える事が出来ないということを御了承願います。
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by coopiecat | 2007-11-01 21:51 | たわごと

独断と偏見で…(ごめんなさい)

さぁ、10月も本気で終盤。
「夏を征するものは受験を征す!」なんて時期もとっくに過ぎ、本気で受験シーズンに突入してまいりました。みんな、頑張ってるかぃ?

星座は12、血液は4。これが意味する所は判るよねぇ。
じゃ、受験はいくつ? え?2だって??
おぃおぃ、みんな文系・理系って枠に囚われていないかい??

答えは3だぜ!
文系・理系・芸術系!!

さ~ぁ、みんな。準備はバッチリかな?
教科書開いて鉛筆持って、袖の中にイヤホン通して今夜も行ってみよぅ!!
(以上、1980年代後半のラジオのパーソナリティーorディスクジョッキー風にお読み下さい)

学生時代の過ごし方
 理系:先輩や先生が残したデータを探し出して実験する
 文系:先輩や先生が残した論文を探し出して批判する
 芸術系:先輩や先生と一緒に手を動かす

自分の恋愛対象(とその経過)
 理系:先輩や先生のような人(万能では無い事を発見して失望する)
 文系:後輩のような人(自分が先輩であるがゆえに批判されて失望する)
 芸術系:同類(始まりも終わりも曖昧なうえ波風が無いか、波風ばっかり)

世の中に対して
 理系:どうにか出来ると思っている
 文系:どうにかしてやろうと思っている
 芸術系:どうにかなると思っている(もしくは考えたコトが無い)

新製品発表会に行った時
 理系:性能表を見る
 文系:取扱説明書を見る
 芸術系:製品を見る

物を作る時の重要要素
 理系:材料
 文系:目的
 芸術系:形

未知の食品に出会った時
 理系:成分を調べる
 文系:来歴を調べる
 芸術系:食べる

美術館で作品を観て
 理系:キャプションだけ見て納得する
 文系:キャプションを見て評価基準にする
 芸術系:作品を観て泣きだす(もしくは怒りだす)

あえてやるor間違ってやる事
 理系:誤差の修正という名の捏造
 文系:新解釈という名の曲解
 芸術系:アレンジという名の模倣

失敗した時
 理系:原因を調べ、補う技術を開発する
 文系:原因を調べ、何故そうなったかを調査する
 芸術系:路線変更であって失敗など無い

成功した時の自慢話
 理系:どれだけの実験を繰り返したか
 文系:どれだけの本を読んだか
 芸術系:終ったと思わないから成功という感覚も無い

最後に信じるもの
 理系:データ
 文系:哲学(理論)
 芸術系:直感

ごめんなさい…
少ないサンプル数を基に、かなーり偏見を加えて書いてしまいました。
たまの(?)暴言お許し下さいまし…。
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by coopiecat | 2007-10-30 22:31 | たわごと

涙のゆくえ 2

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今日、上京していた姉を送りに空港まで行った。

ゲートに並んでいる姉と話をしていると、前に居た女の子が泣きながら後方へ戻っていった。
後方には、見送りに来た男が居た。


戻って来た女の子の肩を抱き、涙を拭いてやっていた。
男の目にも涙が見えていた。

今までにも何度か繰り返していたのだろう。
係員が声をかけ、列の先頭に連れて行った。

離陸まで時間が無いようだった。

男は、ゲートに向かう女の子をじっと見守っていた。
女の子は、振り返らなかった。

ゲートを過ぎた時、女の子が振り返った。
本当に悲しそうな顔をしていた。

男は…背中を向けて歩き出していた。
しかし、振り返り、小さく手を振った。

ゲートの方を見ると、女の子は居なかった。
彼女は、彼の小さな行動を見たのだろうか…

Kodak DX6490 Digital Camera
Schneider-Kreuznach Variogon 38-380mm
Belichtungsautomatik

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by coopiecat | 2005-03-21 23:34 | たわごと

とある出来事

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   かぜがふいてふわり。









Kyocera SAMURAI ×3.0
Kyocera Zoom Lens 25-75mm
Fuji NEOPAN 400
Automatische wijze

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by coopiecat | 2005-02-26 03:44 | たわごと

地球は青かった

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「地球は青かった」

それは1968年3月27日、人類として初めて宇宙飛行を成し遂げたユーリ・アレクセイェビッチ・ガガーリン(Юрий Алексеевич Гагарин)が残した、とても美しい言葉。


私は、
九十九里の名の通り、
どこまでも続くように思える砂浜を歩いている時、
私はこの貝殻に出会い、ガガーリンの言葉を思い出した。

たまたま出合った時のことは忘れ、
いつしか当たり前のように感じている時には気が付かない。
でも、離れた時、その美しさに気が付く。
私は、それに気が付いていなかっただけ。

今、そこに帰りたいと思う。
願望ではなく、切望でもなく、渇望。

空気が無くては生きられないように、
水が無くては生きられないように、
そして、地球のように、私が存在していることを実感できる場所が欲しい。

単に願うだけではなく、
切実に願うのでもない。
乾いてしまうと、生きられないのだ。

飛び出したけど、帰りたい。

帰ったとき言うべき言葉は、
「ありがとう」なのか、
「ごめん」なのか。

そんなコトを考えつつ、私の頭の中には
「遠足は、家に帰ってただいま!って言うまでが遠足です。」
という言葉が去来します。

うぅむ、けだし名言。(笑)
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by coopiecat | 2005-02-21 22:34 | たわごと

やるせなさ

c0039094_2252764.jpg待てど 暮らせどこぬひとを
宵待草のやるせなさ
こよいは月も出ぬそうな

暮れて 河原に星一つ
宵待草の花の露
更けては風も泣くそうな

「宵待草」
(竹久夢二作詞・西條八十第二節作詞・多忠亮作曲)

この曲、愛唱している曲というわけではない。
突如として頭の中に流れてくる曲。
音楽の時間に習った記憶は無く、どこかで耳にしただけである。

多忠亮の曲が奏でる旋律の美しさ。
竹久夢二と西條八十が紡ぎ出した言葉の美しさ。
その全てが「宵待草」というタイトルを伴って、私の中で一つの世界を展開している。

ところが、素直でない私は不要な分析を試みている。
ある意味冒涜である。

竹久夢二作詞の第一節。
私は哀調の中に、何やら自嘲めいたスタンスを感じてしまう。
それは、「やるせなさ」の一言に集約されているように思える。

西條八十作詞の第二節。
そこには自身が置かれている現状を美化しつつも、
確実かつ切実に受け止めているようにも思える。
自らの姿を客観視した時、周囲に存在する救いの手に気がつくことを含めて。

そして、つらつらと考える。
「孤独」とは、自身の思い込みなのかもしれない。
自らが作り出した世界に、自ら閉じ篭ることで発生するのではないか。
それは、「孤独」は「社会という受け皿」があるが故に成立するというように考えると判りやすいだろう。
その点を鑑みると、「完全な孤独」を成立させることは大変な困難を伴う。

「寂しさ」を自認することへの気恥かしさ、
周囲に「寂しいんだ」と思われる事への気恥かしさ。
それを「孤独」という言葉でゴマカシテいるのかもしれない。

ところで、私は何でこの曲を不意に思い出すのやら…。

理由は判るような判らないような。
それだけ深い「何か」に根ざしているのだということは判る。


Canon EOS 1-N
Canon Lens EF 50mm 1.4
AGFAPAN APX 400
1/250 F2.8

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by coopiecat | 2005-02-16 22:45 | たわごと

うぅ…

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いやはや。
天気の良い連休でした。
でも、私は暗室に入っていました。
何かアリになった気分です。

そして、オサケを呑む機会もありました。
満足に日に当たってないケド、充実した連休…
でした。

Kodak DX6490 Digital Camera
Schneider-Kreutznach Variogon 28-380mm
Automatische wijze

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by coopiecat | 2005-02-13 20:40 | たわごと

くま・・・

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大学入学で実家を離れる前夜、不意に思い出したものがあった。

それは、物心つく前から一緒に居たタオル地のクマ人形。

一人で旅立つのが不安で、どうしても一緒に行きたくて、必死に探した。


長い間ほったらかしにしていたけれど、ひょっこり出てきてくれた。
薄汚れていたけれど、いつも通りの顔をしていた。
荷物に入れる気持ちにはならなくて、着てゆくコートのポケットに入れた。

旅立ちの日、飛行機が私の愛する土地を離れる時、私は泣いた。
泣きながらポケットに手を入れて、クマをそっと、ギュッと握った。
不思議なことに、涙を吸い込んでくれるようにクマが濡れた。

涙が消えていくと同時に、笑顔が浮かんできた。
「大丈夫…」
そんな確信にも似た希望が浮かんできた。

今、そのクマは私の枕もとで「またほったらかしだぁ!」って思ってマス。

(写真は職場用のクマたちです・・・)

Kodak DX6490 Digital Camera
Schneider-Kreutznach Variogon 28-380mm
Automatische wijze

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by coopiecat | 2005-02-10 23:52 | たわごと