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夢について 2

c0039094_23342239.jpg例によって不可解な夢を見る。

場所は夢にだけ出てくる旅館。その旅館は木造の大型旅館。
この旅館は過去に幾度も登場しているのだが、自分自身で行った経験はナイと言い切れる旅館である。

そのナゾな旅館に入るシチュエーションも様々で、ダイニングキッチン(これは見覚えがある友人宅が夢的に変化して登場している)から奥の間に通された途端に展開していたり、韓国映画のプレゼンテーション会場から抜け出して辿り着いた川沿いの旅館であったりする。

今回の旅館への到達過程は、夢の中で経験した古い友人達(つまり、実際の古い友人達ではないのだが、夢の中の意識として古い友人達なのだ)との旅行の宿泊先として登場した。

過去に夢の中で通った渡り廊下と階段を通って温泉に案内される。しかし、そこにあるのはユニットバスめいた湯舟であり、「湧き出す量が少ないのだから、こういうサービスもあるのだろう」と納得する自分が居る。

人が入って来る気配を感じて区切っているガラス戸を開けると、そこには大浴場めいた光景が展開している。窓の外は夕景から夜景に変わる直前の深い青色をした空に、川の上に掛かる朱色の鉄橋のコントラストが美しい。

近景に目を移すと、木の枝に不釣合いなほど大ぶりな花が咲いている。その花の形状はツバキのようでもありラフレシアのようでもあるが色は黒色である。しかし、風が吹き始めると、呼吸するかのごとく青や赤に変化する。そして、時を経ないうちに枝の先の方が線香花火のように点滅し、火花を散らす。

そこで目が覚めた。

呼吸するように色が変わるのは、先日見た蝶の羽根の色のイメージが反映されているのだろう。そして火花は、最近ワケあって化学薬品の調合等を行ったことから来るイメージが反映されているのだと思う。

しかし、幾度も登場していながら判らないのが「旅館」である。一体何なのだろう…。
何となく…なのだが、実家を離れて生活していることで、日々の生活すら旅の延長と考えていることに関連しているような気もする。

Kodak DX6490 Digital Camera
Schneider-Kreuznach Variogon 38-380mm
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by coopiecat | 2006-10-30 23:54 |

Leica ライカ らいか!

c0039094_1101353.jpg「なぜライカなのか?」とは、割と多く聞かれる質問である。

答えは下記の2つに絞られる。

1:「写真関係の仕事していると、特定のメーカーの製品を使用する訳にはいかないデショ。そういう時、ライカって便利なんですよね。」

2:「何ででしょうね…、特に何が良いってワケではないですが、私にとって使いやすいってだけで」

しかし、それは建前に過ぎない。
本音は「私はライカが憎い。心の底から憎い。それと同時に感謝している。」というものです。

1940年頃、朝鮮半島で小学校の校長をしていた母方の祖父は余暇を写真の趣味に充てていて、ライカを所有していた。
巷間言われる「皇民化教育」というものには賛同していなかったようで、朝鮮人(あえてこのように書かせていただく)の子弟を日本人子弟と同じように扱い、地域からも相応の信頼を得ていたが、色々と苦労もあったのだろう。仕事の合間、休みの日には「ライカ」を持って一人出かけ、撮影を楽しんでいたようだ。

1945年8月、引き揚げる時が訪れた。
家はもちろん家財の大半を近所の人達に分け与え、自分達が持てるだけの荷物を持ち、家族を連れて引き揚げ船に乗り込んだ祖父。その荷物の中に愛用の「ライカ」を忍ばせていた。愛用機であることもさることながら、引き揚げ後に「ライカ」を売却すれば生活することが出来るという思いがあったようだ。

朝鮮半島から九州へ。今では短時間だが、当時は一昼夜ほどの時間を要したという。
港に入り、心待ちにしていた祖国が目の前にある。接岸を待つ間、船内には「外国製品を持っている人間と家族は逮捕・拘留されるらしい」という噂が広まった。
港の水面には、その噂を聞いた人々が投下する外国製品の波紋がポツポツと広がっていた。
祖父は迷った。しかし、意を決して「ライカ」を海中に没した。掛け替えのない家族のために。

もし噂が本当ならば、運命の歯車は変更されて私はこの世に生まれていなかったかもしれない。
祖父を惑わせた「ライカ」は憎いが、「ライカ」が海中に没したことで私は生きているのかもしれない。

時は流れ、進学で悩む私に祖父はよく「東京に行け」と言っていた。
高校の時、私は写真展の県代表に選ばれ、写真を趣味としていた祖父に報告をした。その時、祖父は末期癌で入院しており、言葉を発するのもやっと。それでも、報告を聞いてうなずいてくれた後、「勉強も、頑張れ」と言った。私が聞いた祖父の最後の言葉だった。

特進(特別進学クラス)ですら東京の大学に進学することは困難と言われていた高校から、見事東京の大学に合格し、アルバイトをして貯めて買うものは決めていた。「ライカ」だ。祖父を楽しませ、そして悩ませた「ライカ」だ。

それまでに祖父が使用していた「ライカ」の型式等は勉強していて、おそらくは「DⅡ」や「DⅢ」と言われるモデルと目星をつけていた。しかし、予算が厳しかったこともありボディは「DⅢ」に決定し、レンズは「エルマー」ではなく「ズミター」を購入(その時は「エルマー」より「ズミター」の方が安かった!)して、私と「ライカ」の愛憎こもごもの日々が始まった。

何年も経過して「ライカ本」ってやつをを見てみると、私が購入した「ライカ」は1933年に製造されたクロームの14番目のロット(全体では33番目のロット)の最初の番号の製品だった。ひょんなところで自己主張され、奇縁を感じたものだ。

メイン機種は変われども、これからも私は「ライカ」ってヤツを使いつづけると思う。
大切にしながら、ボロボロになるまで使い倒してやるつもりだ。

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Schneider-Kreuznach Variogon 38-380mm
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by coopiecat | 2006-10-26 01:13 | カメラ/写真

ききみみ

c0039094_23464673.jpg通勤する電車の中では色々な会話が展開されています。
主に女性陣が多いのデスが、これがまた何とも趣き深い会話があったり。

たとえば、「両思いって、お互いが何となく遠慮しながら好きってのが良くない?」なんて言ってたり。い~ねぇ、その感覚!

そして先日、カップルが何やら楽しげに会話しているのをキキミミ。
男子が手にしているのは「量子化学」のテキストで、その中の「水素原子とヘリウム原子」のページを見ながら

女子:「×××が○○○だから、△△△なんじゃない?」(理解不能)
男子:「いや、この場合は10の何乗が何やらだから…」
  (計算機出して計算・しかも早打ちなのに長時間)
男子:「ほら!」
女子:「そっかぁ」

とか言いながら笑ってマシタ。
一体どこが笑える場所なのかがワカラン…
う~ん、理系カップルってのはナゾだ…

これは「100で5.6なら400で11の方が被写界深度が…」トカ言いながら露出計取り出す感覚かねぇ? (・_・?) ←多分チガウ

彼らの会話は続くのですが、その中で印象的だったのは教授や先輩、過去の研究成果を把握し、尊重していることでした。これは理系諸氏に関係無く文系諸氏の会話にも散見されるものです。

しかーし!これは私が卒業した芸術系の学校ではアリエナイ話なので新鮮です。

というのも、技法や作風を教えられることはあるにしても、そもそも「基準」ってのはナイから、最終的には個々人に帰結する。それゆえ、教授も先輩も、そして後輩も、「表現者」として同一線上に位置しているので、端から見聞きしていると失礼めいた会話が展開されてたりするのデス。

あ、誤解の無いように言っておくと、相互が尊重してるんです…
(外から見ると絶対違うように見えると思うケド)


※写真はイメージです

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by coopiecat | 2006-10-25 00:14

で、何なの?

c0039094_22541813.jpg挑戦的なタイトルですみませぬ…。

このところ「アイデンティティ」と「モラトリアム」について考える機会が多いのデス。
これらは共に心理学で用いられる言葉で、「アイデンティティ」はエリクソンの人格発達理論における青年期の心理社会的危機を示す用語で、「同一性」や「自我同一性」と訳される。ひいて個々人の存在全体を示す概念として用います。

そして、「モラトリアム」は本来経済用語であり、災害や恐慌などの非常時において、債務の支払いの猶予、あるいはその期間を意味する。エリクソンは、この言葉を青年期の特質を示すために用いています。

いわゆる「自分探し」ってのに集約されるのがこれらの言葉だと思うのデス。

しかーし!
ここで「で、何なの?」と言いたくなるのがヒネクレモノの私。

「自分を探すほどに迷える自分」が居るということは、既に自己の存在が確立されているのではないのだろうか?その逡巡する期間に「モラトリアム」と命名することで「安住の地」を与えてしまっているのではないか??
いや、これは受け止め方の問題、順番の問題であって、エリクソンも事象について命名したに過ぎないのだろうから、とやかく言うのは意味がありませんね…。

以前ココで「癒し」について書いたコトと重複するけれど、結局のトコは自覚の問題だと思うんよね。例え迷っていたとしても、迷っているコトにハマリ込んでしまっちゃツライけれど、「それはそれで良し!」って思っても良いんじゃないかなぁ?

だって、迷ってたら何らかの結果が出たり、出さなくちゃなんない時が来るのだから、その時「最良」と思える判断をすれば良いワケで。ただし、気を付けなくてはならないのは、素直に聞けるのであれば良いけれど他人の意見を参考にしないこと。何故ならば、思い通りにならなかった時に他人のせいにしちゃうでしょ?そうすると、大きな不満と多少の自己嫌悪にハマリ込むワケで。

自分自身のコトについてワガママになるのはアリだと思うが、他人を巻き込んでのワガママはイカンよね。他人にされたらイヤだもんね。(←これまたワガママ)

※「アイデンティティ」及び「モラトリアム」各語の解説は「心理学辞典」(中島義明・安藤清志・子安増生・坂野雄二・繁桝算男・立花政夫・箱田裕司編集・有斐閣・2005年発行第10刷)より抜粋・加筆修正

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by coopiecat | 2006-10-23 23:22

夢について

c0039094_202442.jpg
よく夢を見る。不可解な夢が多い。
というか、夢の大半は不可解なものだと考えているが、時にそれは暗示であったりするようにも思える。これを考察してみると、自分が避けていること、忘れそうになっていることといった無意識化した意識が夢という形で意識化(具現化)したものなのだろう。

少し前から最近の事例。

1:賢老人の出現
 唐突に見知らぬ老人が表れ、「知識を知恵にするのだ!」と指示。

 これは自分の中で「知識=情報」と「知恵=経験を伴って得たもの」という言葉の使い分けをしている部分に原因があると思われマス。丁度この時期、調べ物をすることが多くて自分の中で情報過多による混乱が生じていたのだと思いマス。

2:言葉について
 「Ping Pong」や「Hong Kong」の表記由来は慣習的なものなのか、音声学的なものなのかについて長々議論。「King Kongはキンコンと言わないだろ!」と口走った途端、議論が中断して目が覚めました。

 これはまるっきり意味不明。しかも不真面目だし!(笑)

3:ジェームスディーン登場
 ジェームス・パイロン・ディーン登場。一応英語で会話したが、何を話したかは不明。
 目が覚めてナゾに思ってジェームス・ディーンの本を取り出してみていると、彼の命日の一週間前でした。

 多分、「9月も終わりに近付いている=ジェームス・ディーンの命日」という忘れかけていた記憶が表出したのでしょう。

4:アンリ・カルティエ・ブレッソン登場
 晩年のブレッソン登場。アパートを訪問し、写真について会話。彼が表に出たいというので、彼を抱きかかえながらアパートのエレベータに。
 エレベータの窓の外を見ているので、私も見ると彼は不意に「見るもの全てがいとおしい…」と言って満足げな表情を浮かべる。

 私、キライなんすよ。ブレッソン。写真について話している時にも「へぇへぇ…」と思いながら聞いていた部分があるのだけれど、彼の重さを感じた時に若干意識に変化がありました。そして、「見るものすべて…」を聞いた時に尊敬の念(というか、自分勝手ながら、同じ写真関係者としての共感)を抱きマシタ。
 ただし、出てきた経緯は不明。写真について迷っていた時期なのかもしれない。

 とまぁ、こんな感じで。
 他にも色々、ほぼ毎日夢は見てるのだけれども、面白いものはこれくらい。

 ところで、皆さんの夢はカラーですか?

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※先日類似のモノを御覧頂いた方には申し訳ありません…

ちと削除してしまいました。
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by coopiecat | 2006-10-09 20:25 |

痕跡

c0039094_23321991.jpg痕跡…
それは何かしらの事象の結果

私には何らかの痕跡を残せるのだろうか?

汚点ではなく、次に繋げられるような提案としての痕跡を。

Tele-Rolleiflex
Sonnar 135mm
1/250 F5.6

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by coopiecat | 2006-10-04 23:37