今日、私の友人である松井洋子さんの写真展「風知草」を拝見するため、新宿の「Place M」というギャラリー(http://www.placem.com)に行ってきました。
彼女は植田正治氏を慕い、弟子入りして写真を学んだ経歴を持っている方です。今回出展されている作品の中には、その時期のものもあります。 今回もそうですが、いつも写真展を拝見して考えるのは「私達は何で写真を撮るのか?」という疑問というか、命題のようなものです。 写真とは、撮影者が現場に居なくては撮影できない。 その時、撮影者は何を考えるのか。 この疑問を考えるとき、私には一つのシーンが思い浮かばれます。 それは、オーケストラの演奏が始まる時に指揮者が指揮棒を振り上げ、一端動きが止まり、そして、指揮棒を振り下ろす刹那に生じる、演奏者と鑑賞者言いようの無い緊張感と一体感。 それは、今、その時に居合わせている森羅万象の持っている「何か」が一つとなった瞬間なのかもしれません。 その時、指揮者は指揮棒を動かし、演奏が始まる。 その時、私達はシャッターを切り、写真が生まれる。 楽器が空気を震わせ、私達の耳に伝わる。 光が空気を震わせ、私達の目に伝わる。 毎回のように「かなり飛躍した表現」で申し訳無いのですが、何かそんな気持ちになるのです。 では、「表現者としての我々」は何を考え、何をしようとしているのか? これはまた別の機会に…。 Kodak DX6490 Digital Camera Schneider-Kreuznach Variogon 38-380mm Belichtungsautomatik COPYRIGHT:Coopiecat
by coopiecat
| 2005-04-13 23:36
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