このところ一気読みしていました。
「ずっと探していた」(ビクターブックス 1992) 「女王陛下のロンドン」 (講談社文庫 2002) 「CLIMB-女王陛下のロンドン」 (講談社 1985) 「日曜日の陽だまり」 (株式会社求龍堂 2005) いずれも著者は写真家のハービー山口氏。 私は彼の事を誤解していたというか、まるで判っていなかった。理解しようともしていなかったというのが事実かもしれない。 彼の撮る写真は、本当に素敵な写真が多かった。それは作品を、写真集を見るたびに思っていた。しかし、同時に違和感を感じていた。それは、あまりに素敵すぎるから。 率直に言うと、彼の(芸能界に近いという)活動範囲に対する偏見もあったのだと思う。 「あれは、全て演じられているのだろう」と。 上記の書籍、これから読まれる方も多いだろうから引用は控えるが、文章を追いながら、挿入されている写真を見ながらページをめくる度に熱い涙が湧き出てきて仕方なかった。本を読んでいるのか、涙を拭いているのか判らないほどに泣いた。声を出して泣いた。 こんな事は初めての出来事。 今まで彼の姿を見た事は幾度かあるが、その都度「あ、ハービーさんだね…」と思っていたのだけれど、あの時見た姿、常に微笑んでいる姿は本物だったのだろう。にも関わらず、私の頭が、その姿を歪めていたのだろう。 そして上記書籍を読了後、車のラジオから流れてきたアンジェラ・アキが出演している番組。 インタビューに答えている話の後に流れている曲を聞くうち、運転中であるにも関わらず前が見えない程の涙が溢れてきた。路肩に車を止め、曲が終るまで涙が流れるに任せた。 でもさ、ハービー山口で、アンジェラ・アキで30後半の男が泣くか? キモチワルイったらありゃしない。 それは判っているのですが、泣きましたよ。思いっきり。 そんな感じでした。 今日はオチはありませんっ! あ、強いて言うなら、帰宅前に衝動買いしたアンジェラ・アキの「Home」は2枚組みだったのですが、うち1枚はDVD。残念ながら、我家はDVDが再生できる機材はありませんってトコでしょうか…。
by coopiecat
| 2007-10-14 22:30
| 書籍
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